炭水化物だけ食べて痩せる

炭水化物だけ食べて痩せる

こちらは炭水化物については、希望すれば、おまけ程度の小さなパンがつくだけなのでなかなかに修行です。これも、立ち食い蕎麦と同じで過剰な食事をしてしまった後の調整要員です。

①夕食以外の食事は普段どおり取る。②夕食は、炭水化物を取らない。③夕食は、炭水化物を抜き、腹八分目の量を食べる。

しかし著者によれば、それはとても危険。炭水化物の主成分である糖質は、脳や身体のエネルギー源であり、生命を維持するために欠かせないもの。

短期間でダイエットをする際、炭水化物を抜くべきだといわれることが少なくありません。

「血糖値の上昇を緩やかにする〝食物繊維〞(海草・野菜・きのこなど)を最初に食べるのが重要。次に糖質が少なく消化に時間がかかる〝たんぱく質〞(肉・魚)、最後に糖質の多い〝炭水化物〞(主食)の順に。この順で食べれば血糖値が急上昇せず、食べた物が脂肪に変わりにくいのです」

とくに流行の炭水化物抜きダイエットでは、痩せるために炭水化物を極端に抜き、代わりにプロテイン、動物性タンパク質をとるためにお肉を食べることを推奨しています。

炭水化物を取らないことで、他の食べ物をたくさん食べてしまうことに繋がったんです。

当たり前ですが、食事の量は減らした方が体重の減りは早いです。具体的には、炭水化物や、脂質(油ものですね)を摂取する比率を減らして、そのぶん食物繊維や、タンパク質を取るようにすると比較的体重に影響があると言えます。タンパク質自体はダイエットに効果的ではなく太るものらしいので、基礎代謝を上げる筋肉を増やすためというのが前提です。つまり筋トレをしっかり続けていないのであればタンパク質もダイエットの敵になる可能性があります。脂質についてはオメガ脂肪酸という魚などに多く含まれているものであれば問題ないようです。

炭水化物を抜くという行為は、食事の満足感を少なくし、食欲を増加させ、カロリーが高いものをたくさん食べることに繋がります。

とはいえ、例えば炭水化物であれば、やはり成人男性だったらご飯お茶碗1杯分くらいは食べないとしんどいと思いますよ。もし普段から2杯3杯と食べているような人だったら、徐々にボリュームを減らす機会をつくって、最終的にご飯1杯くらいまで減らせるとよいかなとは思います。結局のところ、減らすダイエットというのはストレスもたまるし、リバウンドもおきやすいので、減らすのではなく、食事内容を変えることでダイエットを行う方がよいでしょう。