とどまることを知らないK-POPブーム

とどまることを知らないK-POPブーム

一方、私の耳には残念な反応も聞こえてきた。ある40代男性が、自宅で「プロデュース48」を見ていたら、中学生の娘が「お父さん、消して」と言ってきたという。娘の学校の友達の間で、「見ないようにしよう」と決めたらしい。どういうことか尋ねると、AKBメンバーの一部が靖国神社に参拝したり、旭日旗が描かれた衣装を着たことなどを理由に「AKBは右翼だ」という噂が広まっているという。「まさか」と笑っていたら、今度は、世界的に人気のK-POPグループ「防弾少年団」が、AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏作詞の新曲を発表予定だったのを取りやめる事態になった。防弾少年団のファンらが秋元氏を「右翼作詞家」と指摘したためだ。音楽の世界にまで日韓の歴史問題が持ち込まれ、残念でならない。

K-POPアイドルの活動は韓国だけにとどまらず、日本でも大々的に活動しているので日本人ファンが多くいます。
K-POPアイドルは、日本のアイドルと比べて男性も女性も綺麗でスタイルも良くてカッコイイメンバーが多いです。
韓国は美容大国ということもあって美容に気を使う人が多いことに加えて、整形が主流になっているのもルックスが良い理由の一つです。

取材に応えてくださったのは高等課程・担任の加藤洋介さんと「K-POPコース」講師を務めるLiL KyonA(リルキョナ)さん。KyonAさんはKARA、BTS(防弾少年団)などの韓国アーティストと共演し、日本におけるK-POPダンス界のパイオニア的な存在です。

KyonA「例えばJBJの高田健太のように元々K-POPアイドルが好きで、カバーダンスをしていくうちにK-POPアイドルを目指す子もいるのですが、日本の場合は『憧れ』からきていますね。今の10代の子は幼稚園・小学校の頃からK-POPを聞いていて、アイドルとして憧れを抱いていた。そんなK-POPアイドルになりたい!という想いから目指している人が増えています」

Global K Center
韓国のアイドルオーディション番組「Produce101」「Produce48」の撮影も行われています。

記者「2018年から『K-POPコース』がスタートするそうですが、なぜ新設を決意されたのですか?」

とどまることを知らないK-POPブーム。

来日したK-POPアイドルが、東京でオフの時間に行きたい場所の筆頭として挙げるのが渋谷、原宿界隈だ。「もしや、K-POPグループのメンバー!?」と、こっそりマジマジと眺めるも……該当者ナシ。どうやら一般人のようだった。

スカウトを経て練習生になるケースは稀。ほとんどのK-POPアイドルはオーディションを経て、練習生になっています。続いてはオーディションの中身を加藤さん、KyonAさんに明かしていただきましょう。

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