4脚や6脚のロボット組み立てキットです
一方、ニューラルネットワークを活用して、人工的なロボットが、なめらかな歩行を学習・獲得する研究がされてきた(私が最初に知ったのは『Cでつくる脳の情報システム』《中野馨著・近代科学社刊》の三本脚ロボットの話なので20年も前である)。メカモン自体が、人工知能的なアニマトロニクスのプラットフォームになる可能性があると思う(メカモンはそのコミュニティで開発経過などもかなりオープンにされているので、少なくともそういう要望は寄せられるだろう)。
異形タグの一種で、獣や節足動物のように(あるいはそれ以上に)脚が通常より多いキャラクターに
付けられるタグ。
元々多脚の生物や機械、もしくは元々二脚の人間の足を増やしたものの両方が存在する。
多脚人間の場合、通常の脚以外に動物や虫がモチーフになっているものや、
下半身が機械化されているものなど、その種類は様々。
現実、空想問わずメカや自然界ではありふれた形状だが、
人間との組み合わせは人によってはグロテスクに映ることもあるので注意が必要。
だが一方で人によっては萌え属性だったりもする。人それぞれだ。
ちなみに機械的実用性としては、脚が多いだけ高い走破性を有しており、山岳や荒れ地など地形を選ばず移動することができる。前後左右の衝撃にも強く、速度も高い。欠点としては足が多いだけ歩行にかかる運動処理が膨大であることと、接地面積が広く狭い空間は苦手であり、姿勢が平坦化しやすい。また平坦化した体型は転倒などの際の復元力(起き上がり)などで大きな支障をきたす場合がある。
もはやハードウェアとしての多脚ロボットは、ARゲームの中のほかの純粋にソフトウェア的な要素と同等に扱われている。これは、ネット上の現象のほうが大きな意味を持った時代の世の中を暗示しているようにも思う。しかし、そうした新しさを体感できることもさることながら、メカモンの魅力は、ゲーム画面の中にそのまま映し出されても遜色がないほどのロボットの生物的ともいえる動作でもある。以下の動画を見ていただきたい。
昆虫が交互3脚歩行するのは、自重やそれによるモーメントが、本体のバランスをとるのに使えるほどじゃないからだろう(それよりも風などの影響のほうが大きい)。それに対して、メカモンは、1キログラムの自重と4つの脚に十分なボリュームがある。その上で、3軸角度・加速度センサー、3軸地磁気センサー、敵の位置などを認識するための4個の赤外線センサーを内蔵することで、歩行やゲームを成立させている。
ちなみにこちらの「多脚機関戦車トーマス」は、クリエイターの総合マーケットBOOTHで絶賛発売中です。お値段は13万円とちょっとお高めですが、1点ものですので、欲しい方はお早めに。Y_NAKAJIMAさんはこれまでにも、Fallout 4に「しまむら」「びっくりドンキー」を登場させる(関連記事)などさまざまな作品を生み出しています。
4脚や6脚のロボット組み立てキットです。
履帯、装輪とは逆に、多脚式の場合、整備性が良い方が生存性が低いという逆転現象が起きるのはなんだか面白い現象ではないだろうか。
「TROT」(早歩き)モードのとき、メカモンは4本あるうちの2本の脚を同時にあげりの3本は地面についている(あるいはそれに近い状態にある)。CRAWLでは、昆虫の「3脚歩行」のように3点で地面についているが、TROTのときは、2本の脚で全体のバランスをとっていることになる。
【作品について 】
吸引器とその内部の部品をもとに、多脚歩行ロボットを作ってみました。
何のためのロボットなのか分からないが、目撃された地域は住民が忽然と消えてしまうため、何か兵器の試験をしているのではと恐れられている。レッドヘッドとイエローラインと呼ばれている。
たいして六足以上となると、クモやカブトムシのように機体から横に脚を伸ばすことになるため、幅は機体の二倍以上に広がってしまう。ただし、高さは低く抑えることが出来る。