精神病の人は食欲抑制薬を飲んではいけないのですか
治療は、医師やカウンセラーとの対話を通して進めていきます。
うつ病では、むやみに励ますのではなく、患者さんの気持ちによりそいながら支えていく精神療法が中心です。
精神科リハビリテーションの一環として、生活技能訓練やレクリエーションなどを行います。参加には医療保険も利用できます。
Answer:060
安定剤は精神の緊張をゆるめます。そのため、気持ちがのんびりして、おおらかになります。ですから、どうしても注意力、その場での判断力は低下します。ど忘れも増える事があるでしょう。薬が減ればそれも軽くなり、服薬が無くなれば元にもどります。
十分な休養をとって心身の元気を取り戻し、症状も安定してコントロールできるようになればリハビリテーションも行っていきます。ご本人の社会生活感覚を取り戻すために、さまざまな社会復帰のプログラムや支援施設があります。医師やPSW(精神保健福祉士)、作業療法士と相談して、ご本人に合った無理のないリハビリテーション・スケジュールを計画しましょう。
(警告)
1.著しい血糖値上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の重大な副作用が発現し、死亡に至る場合があるので、本剤投与中は、血糖値の測定等の観察を十分に行う。
2.投与にあたっては、あらかじめ前記副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、口渇、多飲、多尿、頻尿等の異常に注意し、このような症状が現れた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導する。
(禁忌)
1.昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させる恐れがある]。
2.バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強される]。
3.アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>の患者。
4.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
5.糖尿病の患者、糖尿病の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.肝機能障害のある患者[本剤は主に肝臓により代謝されるため、クリアランスが減少し、血漿中濃度が上昇することがあるので、少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25〜50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する]。
2.心・血管疾患、脳血管障害、低血圧又はそれらの疑いのある患者[投与初期に一過性血圧降下が現れることがある]。
3.てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させる恐れがある]。
4.不整脈又はその既往歴のある患者、先天性QT延長症候群の患者、又はQT延長を起こすことが知られている薬剤投与中の患者[本剤の投与によりQT間隔延長する可能性がある]。
5.自殺企図の既往及び自殺念慮を有する患者[症状を悪化させる恐れがある]。
6.高齢者。
7.糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者。
(重要な基本的注意)
1.本剤の投与により、著しい血糖値上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の致命的経過をたどることがあるので、本剤投与中は、血糖値の測定や口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行う(特に、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者では、血糖値上昇し、代謝状態を急激に悪化させる恐れがある)。
2.本剤の投与により、低血糖が現れることがあるので、本剤投与中は、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状に注意するとともに、血糖値の測定等の観察を十分に行う。
3.本剤の投与に際し、あらかじめ著しい血糖値の上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡及び低血糖の副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿等)、低血糖症状(脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等)に注意し、このような症状が現れた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導する。
4.本剤の投与により体重増加を来すことがあるので、肥満に注意し、肥満の徴候が現れた場合は、食事療法、運動療法等の適切な処置を行う。
5.本剤は、特に治療開始初期に起立性低血圧を起こすことがあるので、立ちくらみ、眩暈等の低血圧症状が現れた場合には減量等、適切な処置を行う。
6.本剤は主として中枢神経系に作用するため、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
7.前治療薬からの切り替えの際、精神症状が悪化する可能性があるので観察を十分行いながら前治療薬の用量を減らしつつ、本薬を徐々に増量することが望ましい。また、症状の悪化が認められた場合には、他の治療法に切り替えるなど適切な処置を行う。
8.投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不眠、悪心、頭痛、下痢、嘔吐等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。
9.抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意する。
(相互作用)
本剤は複数の経路で広範に代謝される。本剤の代謝に関与する主なP450酵素はCYP3A4である。
1.併用禁忌:アドレナリン<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く><ボスミン>[アドレナリンの作用を逆転させ重篤な血圧降下を起こすことがある(アドレナリンはアドレナリン作動性α、β−受容体の刺激剤であり、本剤のα−受容体遮断作用により、β−受容体の刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される)]。
2.併用注意:
1).中枢神経抑制剤、アルコール[中枢神経抑制作用が増強することがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与する(薬力学的相互作用を起こすことがある)]。
2).CYP3A4誘導作用を有する薬剤(フェニトイン、カルバマゼピン、バルビツール酸誘導体、リファンピシン等)[本剤の作用が減弱することがあるので、これらの薬剤を投与中止する場合には、本剤の減量を要することがある(本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4の誘導により、本剤のクリアランスが増加することがあり、外国人におけるフェニトイン併用投与例において、本剤の経口クリアランスが約5倍に増加し、Cmax及びAUCはそれぞれ66%及び80%低下した)]。
3).強いCYP3A4阻害作用を有する薬剤(イトラコナゾール等)[本剤の作用を増強する恐れがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、本剤を減量するなどして慎重に投与する;併用により本剤の血漿中濃度が高値となりQT間隔が延長する恐れがある(本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を強く阻害するため、血漿中濃度が上昇する可能性があり、外国人に強いCYP3A4阻害剤であるケトコナゾール(経口剤:国内未発売)を併用投与したとき、クエチアピンのCmax及びAUCはそれぞれ単独投与の3.35倍及び6.22倍であった)]。
4).CYP3A4阻害作用を有する薬剤(エリスロマイシン等)[本剤の作用を増強する恐れがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与する(本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25〜50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[高齢者では非高齢者に比べてクエチアピンの経口クリアランスが30〜50%低く、AUCは約1.5倍であり、高い血漿中濃度が持続する傾向が認められており、また、海外臨床試験において非高齢者と比較し、起立性低血圧の発現頻度が増加する傾向が認められている]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ラット及びウサギ)で胎仔への移行が報告されている。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状が現れたとの報告がある]。
2.授乳婦:授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる[母乳中へ移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
(過量投与)
1.過量投与時の症状:主な症状は傾眠、鎮静、頻脈、低血圧等であり、まれに昏睡、死亡に至る症例が報告されている。
2.過量投与時の処置:本剤に特異的な解毒剤はないため維持療法を行う(早期の胃洗浄は有効である)。過量投与による呼吸抑制が現れた場合には気道の確保、人工呼吸等の適切な処置を行う。過量投与による低血圧が現れた場合には輸液、交感神経作動薬の投与等の適切な処置を行う(但し、アドレナリン、ドパミンは、本剤のα−受容体遮断作用により低血圧を悪化させる可能性があるので投与しない)。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
1.クエチアピン製剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。
2.他社が実施した国内臨床試験において、クエチアピン製剤と因果関係が不明の心筋梗塞、出血性胃潰瘍が報告されている。また、他社が実施した外国長期投与試験において、急性腎障害が報告されている。
3.外国で実施された認知症に関連した精神病症状<承認外効能・効果>を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、クエチアピン製剤を含む非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6〜1.7倍高かったとの報告があり、また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率上昇に関与するとの報告がある。
4.他社が実施したイヌで長期大量(100mg/kg/日を6及び12カ月間)経口投与により、コレステロール合成阻害によると考えられる三角状後白内障が認められた。しかし、カニクイザル(最大225mg/kg/日を56週間)及びげっ歯類に投与しても白内障は認められなかった。また、他社が実施した臨床試験においても、クエチアピン製剤と関連した角膜混濁は認められなかった。
5.他社が実施したラットに24カ月間経口投与したがん原性試験において、20mg/kg/日以上の雌の投与群で乳腺腫瘍の発現頻度の上昇が報告されている。これらの腫瘍の所見は、げっ歯類においてプロラクチンと関連した所見として報告されているが、ヒトではプロラクチン濃度の上昇と腫瘍形成の関連性は明確にされていない。
(取扱い上の注意)
安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、本品は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
(保管上の注意)
気密容器。
このような状況では、どういうことが起こるのか。例えば、私たちは医師から「かかっている病気以外で他に何か困っていることはありませんか?」と聞かれれば、「最近、胃が痛くて」とか「よく眠れなくて」と話すだろう。そうすると医師は「では胃薬も出しておきましょう」とか「精神が安定する薬を出しましょう」ということになる。
便秘はおなかが張って気分がすぐれず、不機嫌になりBPSDを悪化させます。 また、向精神薬による便秘が続くと腸閉塞をおこすこともありますので特に注意が必要です。
まずは内科への受診で問題ありませんが、心の疲れを感じているならば精神科という選択もあります。
苦しい時期には物事って否定的にしか見えないし、みんなも合わせるんですけれども、そこを冷静に乗り越えてみるとね、実は問題だと思ったことは、その人の個性であったり、能力であったり、素敵な可能性であったりすることって、むしろ多いんですね。
例えば、こだわりがあって困るって人もいるけれども、そのこだわりが、逆にいうと細かい発見につながるという、そんないろんな持ってることを障害、問題と見ないで、これは将来へ変わっていくチャンスだぞとかね、きっかけになるんだっていうふうに苦しい時期を捉えて、未来の希望を持つことと、そういう希望を交換できる友達や先生やいろんな人と出会っていくことで、精神障害で命が、そのものでなくなることはありません。
それによる失望さえなければ、時間はかかっても、必ず希望は待ってることが多いので、そこは心配しないでいただきたいと思います。
「向精神薬」とは人間の精神活動に影響を与える薬の総称のことで、不眠症対策として使われる「睡眠薬」やうつ病治療に用いられる「抗うつ薬」などが含まれます。