朝起きたらよくむくんでいます どのようなメカニズムなのですか
ここからは簡単ではありますが、どのような病気や疾患でむくみが出てくるのかを見て行きたいと思います。
変形性膝関節症とは、ひざの軟骨がすり減り、痛みが出てくる状態をいいます。ひどくなるとO脚などの変形が進み、歩くたびに激痛に悩まされます。初期の段階では、朝起きて歩き始めたときや椅子から立ち上がる時、またよく歩いた夕方などに痛みやこわばりを感じたり、深くしゃがんだときにひざの裏がきついような重苦しいような違和感があったり、といった症状を覚える方が多いようです。
ではなぜ中年以降で起こりやすくなってしまうのでしょうか。その理由として、若いときより運動量が減っているため、筋肉量が減少している⇒筋肉内の血行が低下する⇒乳酸などの疲労物質が排出しづらい⇒末梢神経の興奮を抑えにくくなる⇒筋肉の細胞が暴走しやすい、ということが考えられています。悲しいかな、年をとるとたいした運動をしていなくても筋肉に疲労が生じ、睡眠中に足がつるリスクが高まってしまいます。
他にも例えば妊婦は、過呼吸によって血液がアルカリ性に傾いていたり、子宮が下大静脈を圧迫して循環が悪くなっていたり、足が常に疲労していることからこむら返りを起こしやすいことが知られています。なお、こむら返りの痛みがあれほど強いメカニズムは、実ははっきりしていません。落ち着くとまったく痛くなくなるのが不思議ですね。
ネフローゼ症候群の検査は、尿検査でタンパク値が一定以上だった場合、血液検査や腎機能検査などの精密検査を行います。
強直性脊椎炎などの血清反応陰性脊椎関節炎に対して、慣習的にリウマチと同じような感覚でメトトレキサートを使う医師は多いですが、多くの臨床試験の成績を見ても「有効」という科学的エビデンス(証拠)は全くありません。
病院でレミケードを使用することを薦められています。現在、リウマトレックスとプレドニンを服用しており、CRPは0.1以下になっております。私としてはホームページなどの表記を読む限りエンブレルのほうを選びたいのですが、レミケードでなければならない理由もあるのでしょうか?
がんが既にある患者さんについてはどのようにすべきかは難しい問題ですが、がんの重症度、関節リウマチの程度によって判断は異なると思いますので、それぞれの専門家同士で話し合って決めていただくのがよいと思います。
Q手術には入院が必要ですか?
A必ずしも入院は必要ありません。ほとんどの場合は、日帰りで治療可能です。下肢潰瘍まで進展した重度の下肢静脈瘤の方でも、数日の入院で治療できます。
【質問】 時折咳き込み眠れない
34歳男性です。3年ほど前から朝方に咳(せき)が止まらず、のどがヒューヒュー、ゼーゼーと鳴り、目が覚めるようになりました。普段はなんともないのに、この咳が出ると眠れなくなり睡眠不足に悩まされています。今ごろのような季節の変わり目、寒暖の差が激しい時期によく起こります。また、激しい運動をしたときも同じような症状になります。咳が出ないようにする治療法はありますか。また、咳が出始めたらどのように対処すればよいのでしょうか。
高齢の方への生物学的製剤の使用は、感染症などのリスクが高いです。関節リウマチが現在も強い炎症を伴い、そのために痛いのであるならば効果は期待できますが、すでに多くの関節を破壊してしまったあとでは、生物学的製剤の効果もあまり期待できません。