団体 ジョギング 人 列 走

団体 ジョギング 人 列 走

とても謙虚な姿勢で言葉を残されたその方は静かに家路につかれました。私はなんだか居ても立ってもいられない気持ちになりました。
私が携わるクラブチームにおいて、会員のみなさんにもご理解をいただき、ランニング中のマナーについて一緒に考え実践してきました。例えば、道では基本2列走行で広がらないように走り、道を塞がない。抜くときやぶつかりそうなとき、混雑時はタイムにこだわらずスピードを落としアクシデントを避ける。前から人が来たり、後ろから自転車などが来たらお互いに声をかけ合い注意を促す。前方にランナーや歩行者がいたり、後方からの追い越しランナーがきたら気持ちのよい声かけを心がける。グループが多人数の集団になるときは少人数になるようグループを小分けする、などです。しかし、少し気を許したり注意が薄れてしまうと人は忘れがちになってしまいます。
その日はたくさんの集団が同じ場所で練習を行っていました。ランナーが増えてきたこともあり、練習をしていると多くの団体とすれ違います。仲間たちと切磋琢磨し目標に向かって頑張ることはとても素晴らしいですよね。またひとりではなかなかできないメニューも仲間とだったら頑張れたりもします。私たちのクラブチームでも、キツくて苦しい練習なのにみなさんは真剣になって頑張ってくれます。そんなみなさんを見ていると私も心が熱くなり、ついつい指導にも熱が入ることがあるんですね。しかし、そこで忘れてはいけないことはやはりその場にいるのは私たちだけではないということです。1人で走っていても、集団で走っていても、競技場で走っていても、一般道を走っていても必ず自分以外の人がいます。お互いに気持ちよく場所を利用できるようにするためには何が必要なのでしょうか。