ただ どうしてこの順番が筋トレやダイエットに良いのでしょうか
筋トレに必要なエネルギーが足りない状態なので、まず消化の良いものを摂取しましょう。バナナ、エネルギーゼリー、スポーツドリンクなどがおすすめ。
筋トレ には効率が悪くなる時間帯 やタイミングがあります。「空腹時」「食後」「起床後」「就寝前」の4つです。この時間を把握して効率的に筋トレ を行っていきましょう。
ちなみに、「朝の筋トレは代謝を上げるのでおすすめ」という考えもあります。
しかしながら、僕たちにとって大事なことは、筋トレを朝やっても夕方やっても筋力や筋肥大の効果に相違はないのか?ということです。夕方のほうが筋トレの効果が高いのであれば、いくらエグゼクティブが朝に行うべきだと言っても真似するわけにはいきません。
筋トレにおいては、食べる順番も大切です。糖質を摂取すると血糖値が上がり、上がった血糖値を下げるためにインスリンという物質が分泌されます。このインスリンは血糖値を下げる役割だけでなく、糖質を脂肪に変えたり、脂肪燃焼をブロックしたりする面もあるので、血糖値の上昇を緩やかにし、分泌されるインスリンの量を減らすことで筋トレをより効果的に進めることが出来ると言えるでしょう。
ダイエットをしていると、食べる順番は「食物繊維(野菜)→タンパク質・脂質(主菜)→糖質(主食)」という順番にすべきと良く言いますよね。筋トレにおいても同様で、この食べ方を実践することで、血糖値の上昇を緩やかにすることが出来ます。ただ、どうしてこの順番が筋トレやダイエットに良いのでしょうか。
まず、一番最初に摂るべきと言われる食物繊維は野菜やきのこ、海藻類に多く含まれています。これはエネルギーにはならないものの、糖の吸収を遅らせる作用を持っているので、血糖値の上昇を緩やかにするためには食物繊維をまず摂るべきと言われています。それに、食物繊維を多く含む食べ物は腹持ちが良いものが多いです。そのため、最初に野菜などと食べておくことで、ご飯や肉をそれほど多く食べなくてもお腹いっぱいな状態になりやすく、ダイエットの際にはまず野菜から食べるべきと言われます。
そして次にタンパク質・脂質(主菜)となる食べ物を食べるのは、最後に食べるべきと言われる糖質よりも、主菜となる肉や魚に含まれる糖の量が少ないためです。やはり徐々に摂取する糖の量を上げた方が、血糖値の上昇を緩やかにしやすく、そのために食物繊維→タンパク質・脂質→糖質という順で食べるべきと言われます。
血糖値が急に上昇してしまうと、筋トレを意識した食事を摂っていても効果を得にくくなってしまうだけでなく、イライラや集中力の低下の原因にもなります。筋トレだけでなく生活にも食事の順番は大きな影響をもたらすので、この順番を意識して食事をしましょう。
これまで食事や運動のタイミングについてご紹介いたしました。筋トレでも運動でも適切なタイミングで行うことによって最大限の効果を得られます。タイミングをすべて合わせるのは難しいでしょうが、日常生活の中で合わせられるものがあればぜひ取り入れていただきたいです。筋トレや有酸素運動をするのならば、ぜひ適切なタイミングを知り、効果的に成果を得ていきましょう。
筋トレをすると交感神経が優位に働いて、なかなか寝つけなくなってしまう。
筋肉は夜にもっとも製造されるため、良質な睡眠が重要であり、その妨げは取り除きたい。
寝る直前1時間には、筋トレは終わらせておいてリラックスモードである副交感神経への切り替えを促そう。
朝の筋トレは、その日1日をより代謝が高い状態で過ごせる。
筋トレ後に有酸素運動するのと、有酸素運動の後に筋トレをするのでは、前者の方が代謝が高いことが分かっている。
つまりは、筋トレをしてから活動をすると、その後の代謝が普段よりアップするのだ。
ダイエット目的なら朝の筋トレはオススメだ。
筋トレ をすることで、筋繊維が破壊されます。筋繊維が破壊されると、筋肉は「壊される前よりも強くしよう」と思い、以前よりも強い筋肉を作りだそうとします。この働きを「超回復」といいます。
寝る直前の筋トレもおすすめしない。起床後と同様に、就寝前は副交感神経が優位。パフォーマンスが下がる上に、筋トレによって体のスイッチが入り、交感神経が優位になってしまう。