私は自分の横顔が嫌いです 具体的には上唇が反りたってる

私は自分の横顔が嫌いです 具体的には上唇が反りたってる

この体操の目的は、呼吸の仕方、そして身体をどうリラックスさせるかを知ることである。よい声を出すにはなんといっても呼吸が大切である。人間は息をはきながら声を出すのだから、声の元になる息を効率よく吸い、その吸気を無駄なくコントロールしながら出せれば楽に声がでるはずだ。この体操ではどこでどんなふうに呼吸しているか、身体を動かす中で改めて自覚して、呼吸をコントロールできるようにするのだ。①おなか、②肺、③胸の横、④胸の上部の順に、それぞれの部分に空気を吸いこみはきだしてみる。入れる時は1、2でさっと大きく吸い込み、少し止めて3、4と数え、はく時には1、2、3、4と倍のスピードでゆっくりと息を出すのがコツである。おなかに入れるのはいわゆる腹式呼吸と同じで私はこれが結構得意なので、ぷくっとおなかを膨らませていたら、日原先生が回っていらして「息はよく入っていますね。でも顎が上がってますよ。顎は引いて喉を背骨につけるんだったでしょう」とさっそく頭の上部をぐいと上げられてしまった。そうだ、顎を引くんだった。「あと肩に力がはいってますね。もっと力をぬいて下げるように」両肩を床にぴったりつけるように指導される。最後にやった⑤両手を上げて息を吸いちょっと止めて腕を下ろすというリラックスの呼吸は普段の生活でも取りいれるといいそうだ。

呼吸の次は、⑥胸をひらく、⑦背骨をまっすぐにする、⑧時計運動、⑨スフインクス、⑩十字、⑪ブリッジといった動きを練習する。やっているときはよくわからないままだったが、ひとつひとつの動きは、声を出すときの姿勢について、身体各部の正しい位置を自覚させ、その位置に保つことができるようにするものである。胸部を開き、背骨をまっすぐに保ち、骨盤をゆるめ、顎をひいて喉と背骨を近接させるという姿勢を、この後参加者は発声の実習で何回もやることになった。十字やブリッジの動きは身体の中心部や頭頂を自覚するためのものである。さらにリラックスの動きを三つ⑫腰をゆらしてもらう⑬脱力⑭しゃくりあげるように息を吸い一気に吐く、これで体操は終わりである。身体というものは一変に変わるものではないので、この体操は毎日続けるようにしてくださいと言われる。それぞれの動きについてどれを何回ずつというような指示はなく、自分の身体が必要とするだけやるのだそうだ。またどれぐらいの期間は続けなさいということも指示されない。ずっと続けていると、ある日やらなくてもいいとわかる日がくるのだそうである。意識しなくともここでやったことを身体が自然にやっているようになるのだとも言われた。

こう言われた時は、「何だ、そりゃ? 禅か何かの修行みたい」と思ったが、今は少し分かってきた気がする。私たちは自分の身体が半ば無意識に習慣的にやっていることには非常に無頓着なのだ。息をすることも、どんな姿勢で声をだすかもそれまで身についた方法を意識せずに続けている。この体操をすると自分の呼吸と姿勢に自覚的になりコントロールしようと努めるようになる。それが進めば普段の生活の中でも、よいやり方、つまり一番効率よく楽にできる方法を自然にとるようになっていくということではないかと思う。

体操で身体を温めリラックスさせた後は、いよいよ発声の実習である。12人いっしょにやるのかと思ったら、2つのグループに分けて6人は実習、その間他の6人はさらに聴覚トレーニングのフォローアップをするスケジュールになっていた。しかも実習は6人全員をまとめてみるのではなく、一人一人前に出て個別にできるようになるまで教えてもらえる。他の5人はその間見ていることになるわけだが、他の人がレッスンを受けているのを見るのはすごくためになった。自分がみてもらっている時は夢中でややもすると意味がよくつかめなかったりするのだが、他の人のことだと客観的に見られるので改めてそういうことだったのかと理解が進むのだ。

私は後のグループだったので最初は聴覚トレーニングを受けた。今回の受講者は英語だけでなくいろいろなコースを取った人が交じっているので、使われる素材は音楽音である。後半の2日ではハミングや朗読もとり入れられた。久々の聴覚トレーニングでモーツアルトを聞いた私はとてもゆったりした気分になった。音楽を聞きながら、ちょっと外の方に注意を向けると実習をやっている様子がかすかに耳に入ってくる。日原先生のお声とみんなの笑い声、なんだかにぎやかで楽しそうだ。

皆無事ハミングができたところで、日原先生は「今度はこれまで口を閉じてやっていたのを口をあけた状態でハミングしてください」と指示される。

口をあける? 口をあけたらそこから空気がもれてハミングにならないのではないかしらん。ところがさにあらず、口をあけても舌の後方と口腔の奥がくっついたままなので、できるのだ。私の場合は口をあけるとどうしても舌が引っ込んでしまう。右手で下あごをつかみ親指を唇の下につよくあてるように指示される。そのとおりにすると確かに舌は前のほうに出てくるから不思議だ。

みんな半信半疑の様子だが、先生はできていますよと励まされさらに「ハミングしながら口をあけたり閉じたりしてください」と言われ、こちらの方も何とか全員クリア。下の前歯の後ろに舌先をつけたままにするのが私にはやはり難しい。

「ではこの時間の最後のステップです。舌の前の部分は下の歯につけたままで、舌の後ろのくっついている部分をつけたり離したりしてください。この離した時に出た音が母音なんです」各人自分の座席についたままで最初は皆一斉にやってみる。それから一人ずつ前に出てやってみるのだが、私の番が回ってきてやってみたがよくわからない。「舌が後ろの方に下がってる。舌を前に出して」何回かやってできるときもあらしいのだが、違いがよくわからない。かくして部屋から連れだされ、一人個別指導となった。アシスタントの先生がいろいろな言い方で、あれこれやってみるように教えてくださるのだが、いい時とよくない時の違いがはっきりしない。ようやくハミングの時に口の奥がくっついている部分にようやく意識がしっかり定まった。そこをつけたり離したりすればいいのだ。何回か言われていたのにそれまで私はよくわかっていなかったのだ。

違いがわかってもそれだけでは不安で、聴覚トレーニングの最中もしばらくその口の形を練習していたので聞く方はちょっとお留守だった。さて後半の発声実習である。後半の個別指導は私が最初だ。今度は舌をつけたり離したりも無事できた。やれやれである。

2日間のトレーニングが終わると次の土日まではお休みである。その間に出た宿題は、トマティス体操を最低でも1回、できるだけ毎日やってみること、朗読を毎日欠かさず続けることであった。

さてこういった全身の姿勢がようやく定まったところで初めて声をだすのだ。最初にだすのは「あー」といった声ではなくハミングである。ハミングをするときには、口の奥の上方と舌の後の部分が上がってくっついている。舌の後方の部分、舌根を下げると下あごに力が入ってしまう。人間はストレスがたまると舌根が下がり話せなくなってしまうそうだ。ハミングによって声の音となる成分を取り去り、意識を声の響きに集中させるためである。声帯の振動を声として外へ出すのではなく、内側にもっていって身体を振動させるのだ。

だから、このときは「出す」というイメージではなく、むしろよい花の香りを吸いこんで全身にいきわたらせるようなイメージを頭の中にえがくとよい。ハミングをしながら、自分の出す音を右耳の上のあたりやや後方で聞くようにする。やる順序としてはまず全体の姿勢をとったら息をはいてリラックスし、聞く位置をあらかじめ決めてから初めてハミングするようにするとよい。さらにハミングしながら右耳の上の位置にとまっていた羽虫が飛び立って空中に高く遠ざかっていくようにしなさいとも言われた。

聞く位置を右耳の上にするということはとても重要なことらしい。個別に指導を受けている時、日原先生から「ほら、左の耳で聞いているでしょ!」と指摘されることが何回かあった。あるいは「聞く位置が低くなっている」「聞く位置が定まっていない」と言われて直されることは私も他の人もずいぶんあった。トマティスメソッドでは聴覚トレーニングで利き耳を右耳にすることは大切な目標である。なぜなら脳の中で言語音を処理する部分は左の脳に位置するからだ。身体と脳のつなぐ神経回路は左右が交差する関係になっているから、右耳から入った音は即座に直接左の脳に送られる。逆に左耳から入った音はいったん右脳にいき再度左側に送られるので遠回りになってしまうのだ。聴覚トレーニングでは右耳で優先的に聞くような訓練がされる。だから右の耳で聞くことの大切さはよくわかるが、聞く位置を決める、しかも頭の上方の方に意識を集中させるのはどうしてだろう?これは私の想像なのだが、声帯の振動を身体に伝えるとき、共鳴させる部分をできるだけ高い位置になるようにするためではないかと思う。そうすると高い倍音部分が強調されてよくとおる声になるのだ。

これまで述べたことを一人一人がちゃんとできるように先生たちは個別に指導される。一人一人順に前に出て机の上に座ってハミングをだしてみるのだ。よい姿勢をとり、全身をリラックスさせると聞けば何でもないように思えるかもしれないが、実際にやってみるととても難しいのだ。たいがいふだん何気なくやっている姿勢には身体のどこかに余分な力が入っていたり、左右のバランスが崩れていたり、本人が気づいていない癖があったりする。自分の番でないときは他の人の様子をみて学ぶのだが、日原先生が指導されるのを見ているととても驚くことがたくさんあった。

ハミングを聞くだけでその人の身体の状態がわかってしまわれるのだ。もちろん目で見て確認もされるのだろうが、私は同じものを見ていても何も気がつかないのに、ハミングの音だけで姿勢のどういう部分に問題があるか見ぬいて「こうしてごらんなさい」と具体的に指示される。おなかを思いっきりゆるめたり、横になって背骨をまっすぐにしたりする。本人だけでは直らないときは、他の先生たちが腕を引っ張ったり、腰を支えたりして介助する。こうすると、確かにハミングの音がそれまでよりよく響くようになるのだ。本人も周りで聞いている人たちにもわかる。そのときのよい姿勢のとり方とよくなった声を本人がはっきり自覚するのだ。それだからこそ発声トレーニングは聴覚トレーニングを受けた後でなければ受講することができない。聴覚トレーニングによって開かれた耳になり、声の響きに敏感に反応するようになっていなければ、よく通る響きのよい声を聞き分けることができないからだ。

「今回の参加者の皆さんは優秀ですね。皆さんすぐにできるようになりましたね」と日原先生はニコニコとおっしゃったが、なかなかできるようにならない場合は他の部屋に一人連れていかれてみっちり個別指導となるらしい。このようにして参加者全員がひとつひとつのステップを確実に超えさせてしまうのだ。ここまでやるのは実に大変なことだと思う。私が参加前に漠然と思い描いていた予想は、12人がまとめてやり方を教わってその中で多少は個別にみてもらう場面もあるだろう、参加者全員が全部できるようになるわけではないけれど、やり方のコツみたいなものはわかるだろう、そんな感じだった。単にやり方を教えるだけではまったく不充分なのだ。本人が自分がそれまでやっていたことのよくない点を自覚しなければ直すことはできない。逆にいえば、自覚があれば直す方向へと動いていく、さらに直すためにはどうするかを具体的に指示されれば、あとはもう本人が改善へと努力するかしないかである。今回のトレーニングはものを教える仕事に教える人間として、「教える」ことの意味をもう一度考えさせられる機会でもあった。

個別に指導される中で、さらに唇を突き出すようにすることも指導された。上唇を引っ張り上げるようにして声を出したほうが声がよく通るのだ。下あごをおろした状態だと響きが下方に落ちてしまうが、あごを前に引き出すと響きは上にいくようになる。またハミングしている時に頭の後ろ、背中、背骨に意識をもつようにということも言われた。よく響く声は前だけにとどくのではなく、身体全体が共鳴するので、音の源から波の波紋が広がるように輪を描いて広がっていくのである。日原先生が話している途中にさっと後ろを向かれて「このように後ろを向いて話しても私の声は前を向いているときと同じように聞えるでしょう」とおっしゃった時は心底びっくりした。映画『エキソシスト』で少女の首がぐるりと回転する場面顔負けのすごさだ。後ろ向きに話してもまったく同じように聞えるのである。これだけでなく日原先生が声をいかに巧みにコントロールされているかはトレーニング中に何度も見聞きする機会があった。

そもそもジェネリック医薬品とは「先発医薬品の特許が切れた後に販売される、有効成分が同等で価格が先発医薬品よりも安価な薬」と定義されます。しばしばジェネリック医薬品は「後発医薬品」や「後発薬」とも呼ばれます。

ここで早くも「先発医薬品」や「有効成分」、そして「特許」といったよくわからない言葉が出てきましたね。ここからはわかりやすくするために具体例に沿って説明をしたいと思います。

私はよく「いつもニコニコしているね~」と言われますが、イライラするときだって、もちろんあります。

「なんでやらないの?」「なんでわかってくれないの!」「だからできないんだよ!」「なんで伝わらないの?」「なんでそんなこと言うの!」……人間ですから、いろいろな感情を抱きます。

なんでそんな風に思ってしまうんだろう……と原因を考えてみたら、そういう時って自分が勝手に過度な期待をしてしまっているんだなって気づいたんです。イライラの原因は相手ではなく、自分の過度な期待。原因がわかれば解決法が分かり、納得できれば考え方も変えられるので、自分なりのイライラ対処法を作ることができます。

これに気づいてから「ま、そんな日もあるか」と思うようにしてみたら、イライラがだいぶおさまるようになりました! ちなみに、私はイライラしたときに、心の中で華原朋美さんの「あきらめましょう」を歌います(笑)。

「あきらめましょう、あきらめましょう、スッキリしましょう、パッパパラッパ~♪」こんな歌詞なんですが、いいでしょ? この精神、大事ですよね。

ポイントは、諦めるからと言って相手を嫌いになったり、絶交したりする必要はないということ! むしろ、「あぁ、イライラしたってことは、私この人のこと嫌いじゃないんだ。だからイライラしちゃうんだな。しゃーないなぁ」と思ってみてください。

3日目にやった練習でまず面白かったのは「立体空間の使い方」である。これは近くの人に向かって話す時と遠くの人向かって話すときでは、声の使い方が変わってくる。そういう距離感を意識して声を使う練習だった。これにはボール投げを利用する。まず椅子を数個ランダムに並べて人が座る。一人ずつ前に出て椅子に座った人に向かって順順にボールを投げる。投げる時に「オーイ」と言って、投げた相手の手にボールが届いくのと同時に「オーイ」と言い終えるようにするのである。小さな部屋なので、暴投でとんでもないところにボールがぶつかったりして終始笑いが絶えなかったが、ボールを投げながら同時に声を出す方法はとても効果的だった。実際にやってみるとよくわかるのだが、近くの人には「オイ」、中距離の人には「「オーイ」、遠くの人には「オ~イ」と次第に長く伸ばすように言うようになる。さらに声のトーンが遠くに向かって話そうとするとだんだん高くなるのだ。頭で考えてもわかりそうなことだが、実際に体を使ってやると距離感の体得が実にスムーズにいく。頭と身体を一致させる大切さをまた感じた。

後半の音読実習で、私が選んだのは中原中也の詩「サーカス」である。「幾時代かがありまして、茶色い戦争ありました」で始まる詩は昔からとても好きで、時々朗読することもあった。最初にまずとりあえず読んでごらんなさいと言われ一通り読んでみる。「読み慣れていますね。うん、でもちょっとこわい感じ。声をもっと高めのトーンにしてごらんなさい」それからここはもっと楽しげな感じかな」と先生がお手本を示してくださる。それを聞いた途端、私は「あ、私と解釈が違う!」と思った。サーカス自体が何か私にとっては物悲しくちょっと怪しげなものなのだ。だから「サーカス」というこの詩は少し不気味な感じと寂寥感を感じさせる。でも日原先生が感じていらっしゃるサーカスはもっと楽しげで愉快なものなのだ。私が英語のcarnivalに対して持っているイメージに近い。それが朗読からよく伝わってくる。そして両者の解釈のどちらが聞き手にとって受け入れやすいかといえば、たぶん日原先生の方なのだ。初見に近い条件でこれだけの解釈ができてしかもそのことが聞き手に伝わるように声で表現できるというのは実にすごい。

「リフレーンは同じ調子で。違っているところはトーンを変えて」「擬態語のゆや~ん、ゆよ~んは音の響きを楽しんでごらんなさい」「余韻を出したいところは一呼吸置いて、それから一気に言う、そう、そうすると際立つでしょう」そんなアドバイスをされながら読んだ私の「サーカス」はたぶんこれまでとはずっと違うものになっていた。他の人の朗読実習からも、声をうまくコントロールすることで距離感や時間の経過をあらわすこと、人物によって声の調子をかえることなどを学んだ。

私も全く同じ悩みを持っています。

自分で言うのもなんですが、私は口元が綺麗だったらかなりの美人なのにって思います。
しかも、自分がコンプレックスなせいか、口が綺麗じゃないのは、鼻や目が綺麗じゃないよりもずっとみっともないという気がします。

歯並びも良いのに、口元が全体的に少しだけ前に出ているんです。

顎が大きいか、薄い唇ならそこまで目立たないんだろうけど、残念ながら顎は普通よりも若干小さめで、唇は厚いです。どちらか一つでもそうだったら良かったのに。

よく観察してみると、これまで垂直に生えていると思っていた下の前歯が、前に斜めに生えているのが分かりました。

今26歳ですが、最近下の前歯を奥に押しています。
硬い物の上に下の前歯を付けて頭の重さをかけます。それを数分ずつ何度かやっています。
あんまり効果ないですが…。

下の歯が垂直になってくれれば上前歯も凹みやすくなるかなぁと勝手に考えているんですが。

まぁ、口が閉まらない訳でもないし日常生活には全然困らない程度だけど、あんまり美しくないから嫌ですよね。
あぁ口元が美しくなりたい!!

■染色体異常

正確に知らない方も多いようですが、女性は生まれたときから体の中に一生分の卵胞を持って生まれてきます。そして当然、その卵は年齢とともに成熟し、さらには老化していくのです。

卵の老化というのは、具体的には染色体の異常ということです。染色体異常は自然流産(20代では10%強といわれている流産の確率は、40代では30%以上になるという話もあります)や、先天異常の原因などになります。逆に自然流産の半分以上は染色体異常で起こるといわれています。

■妊娠中の合併症

年齢が高くなると自然と高血圧や糖尿病などの生活習慣病リスクがあがります。そしてこれらは妊娠中毒症の原因にもなります。ひどい中毒症の場合、胎盤の発達が悪く、赤ちゃんが栄養不足になってしまうことも考えられます。

■卵子の数の減少

余談ですが、加齢とともに卵の数自体が減ってきます。特に30代後半からは急激に減るので妊娠しにくくなると言われています。

■分娩障害

出産に関してはもちろん個人差がありますが、高齢初産の場合は産道が硬く分娩が長びく傾向があるようです(特に35歳以上ではないですが、「遷延分娩」という分娩時間が長引く分娩の基準は、初産で30時間、経産婦で15時間です)。

出産が長引くと本人がつらいのはもちろん、赤ちゃんが仮死状態になる頻度がちょっと高くなるのが問題です。あまりに長引けば帝王切開となります。ちなみに経産婦さんは1回産道が開いて柔らかくなっているので、時間がたっていても大丈夫なのですね。

■不妊治療による多胎

不妊治療を受けての高齢出産は多胎が多く、たとえばイギリスでは双子以上の出産が増加しました。ただ、多胎出産は低体重児、脳性麻痺などのリスクも高く、HFEA(Human Fertilisation and Embryology Authority イギリス受精胎生局)は母子の健康を考えて、使用する胚の数を2つまでに制限すると2004年1月に発表しています。

私の運営する結婚相談所にきた会員さんが、昔こんな実体験をしました。

38歳の勤務医をしている女性のお話です。当時、彼氏と同棲をしていたわけですが、その彼がどうしようもない男性でした。働かず家でグータラグータラして生活費を出させているだけでなく、仕事から帰ってきた彼女に、家事から掃除から身の回りの世話までやらせるような、もう画に描いたようなダメ男だったのです。挙句、何年も付き合っているのに結婚の話にも発展せず、業を煮やした彼女は結婚相談所に駆け込んだわけです。

私はその女性に、「ダメ男なだけでなく、結婚する気もない男と付き合っていても無駄。今すぐ追い出して、別の人を見つけなさい!」と言い、ついに彼女は別れを切り出すことに。

ただやっぱりダメ男はどこまでいってもダメ男。2人で住んでいた部屋を出ると決まった際、「お前から別れを言い出して部屋を出ていく形になったのだから、これからしばらくの間の生活費がほしい」と言われたそうです。

も~、「ふざけんな!」って感じよね~!! 彼女はその時ようやく、「自分が付き合ってきた男性はとんでもない男だった」と気付いたと言っていましたが、ダメ男にはまってしまうと感覚もマヒしていきます。完全に感覚マヒしてからでは遅いの!

しかしながら、特許による保護期間は永遠ではありません。一定期間が過ぎると「特許切れ」になってしまうのです。上記の具体例で挙げたロキソプロフェンナトリウムの独占権もすでに失効しています。

つまり、特許が切れればロキソプロフェンナトリウムを有効成分とする薬を他社でも作ることができるようになるのです。

そして他社が「ロキソニンはよく売れたみたいだから需要は高そうだ」と判断すると、ロキソプロフェンナトリウムを有効成分とした医薬品が登場するのです。

このように、先発品の有効成分の特許が切れた後に生み出される医薬品が「ジェネリック医薬品」なのです。ジェネリック医薬品といえども各社ごとに「ロキソニン」のような固有のブランド名が存在します。

しかしながら多くの場合、ブランド名は「有効成分の名前(一般名)+会社名」のように控えめな(?)名前に落ち着きます。

上記のAさんの例で登場した「ロキソプロフェンナトリウム錠60mg日医工」も日医工という製薬会社が販売しています。

したがって、具体例でAさんが受け取った薬は先発医薬品から後発医薬品、つまりジェネリック医薬品に変わっています。一方、ジェネリック医薬品になっても薬の有効成分は変わっていないのです。

ちなみに「ジェネリック(generic)」とは「一般名の」「ノーブランドの」といった意味があります。